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2017年の暗号通貨業界に新たな風、ハイブリッド資産『Internet of Coin』

等価交換を行える暗号通貨『IoC』。

2017年の暗号通貨業界に新たな風、ハイブリッド資産『Internet of Coin』
ハイブリッド資産、『Internet of Coin』

多くのコインに対応する柔軟な通貨

今なお暗号通貨界隈ではビットコイン(Bitcoin)が大きく価値を伸ばしており、最近では数年前のMt.Gox事件前に記録された1bitcoin=1000ドル(10万円以上)を更に突破し、1コイン15万円まで値段が暴騰している。

これは金の価値を上回っている(現在金1オンス(約28.3g)あたりの価格はおよそ14万円)。

更に最近では大手SNSであるFacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)との確執で有名なウィンクルボス兄弟(Cameron WinklevossおよびTyler Winklevoss)によってビットコインが上場投資信託(ETF – Exchange Traded Fund)認可への計画が進められ、その影響もあって益々価値が増幅していた。

最終的にビットコインはETF不認可となったが、それでも未だに高い価値を保ち続けている。

常に高い価値をキープし続けるビットコインだが、暗号通貨にはビットコインに倣って生み出された代替コインを意味するオルトコイン(Altcoin)という別の通貨が多く存在している。

これらオルトコインにはビットコインとは別の仕様を持っており、オルトコインの開発者は新たな価値を生み出そうと日夜開発を続けている。

なお、ビットコインを含め、これら暗号通貨を入手するには日本円やドルなどの法定通貨で購入するか、あるいはマイニングなどによって通貨を得る必要がある。

ただ、別の暗号通貨から別の暗号通貨へ交換する場合には暗号通貨を扱っている取引所を経由して実際に取引を行わなければならない。

これは手間のかかる作業であり、更に手数料や価格格差によって入手する通貨に差が出る場合もあり、何よりもややこしくなる。

更にMt.Gox事件のように取引所に置いていた通貨がいきなり消失してしまうおそれや、そもそも取引のやり方がよく分からないという人もいるだろう。

これら不満を解消するかもしれないプロジェクトが、2014年から開発が続けられている『Internet of Coin(IoC)』という現在開発中の暗号通貨である。

IoCはハイブリッド資産(Hybrid assets)と呼ばれるブロックチェーン間のトークン(token)を利用し、各種暗号通貨のシステムを変更させることなく、そして誰にでも通貨を交換出来るシステムを生み出そうとしている。

この通貨が上手く軌道に乗れば、更に暗号通貨業界は躍進していくことになるだろう。

(本文前に)簡単な3行まとめ

  • ブロックチェーン業界の自由と革命を目指す新たな暗号通貨。
  • ハイブリッド資産により、既存のシステムを変更せずにコインと等価交換。
  • 煩わしい手間を省くことでより多くの顧客が増える可能性。

技術的な経験の無い人でも使用出来る快適な環境

Internet of Coin(IoC)は『blockchain freedom (r)evolution』というスローガンを掲げる非営利の組織である。

彼らはブロックチェーン業界の自由と革命、そして進化を目標に新たな暗号通貨の開発を行い、ブロックチェーンという基盤とともに、客観性、平等性、開発の自由を主軸として革進する事を使命としている。

IoCはすべてのデジタル形式の通貨を結びつけて包括的なネットワークを構築し、誰にでも使いやすいピア・ツー・ピア(P2P)形式の取引環境を構築する。

具体的にはビットコインなどに搭載されている既存のウォレット(財布)や各種ブロックチェーンネットワークに一切手を加えることなくIoCのシステムをリンクさせ、相互取引を可能にさせる事である。

これによって一連の煩雑なやり取りが解消され、より簡単に通貨間で取引可能となる。

簡単な作業はより多くの人々が暗号通貨業界へ参加しやすくなる事を意味し、更に業界が発展する要因の一つにもなるに違いない。

IoCの公式報告書であるホワイトペーパーには、システムをどのように稼働させるかのアイデアが記載され(PDF)ており、これを基に開発が進められる。

現在のところBitcoin、Ethereum、Bitshares、NEM、Waves、Counterparty、NXT、計7つの暗号通貨に対応するようだが、開発が進めば更に対応出来る通貨は増えるだろう。

各種暗号通貨を結びつけるネットワーク。
各種暗号通貨を結びつけるネットワーク。
2014年に行われたIoCのプレゼンテーション。(Internet of coins)

IoCプロジェクトの過去と現在

公式ウェブサイトのhttps://coinstorm.net/en#part4から意訳。

2006年~2011年 – 慎ましい始まり

我々がプロジェクトを始めた時、チームのメンバー達は為替、商品取引、金投資など、金融市場で豊富な経験を積んでいた。

そこで我々は自動取引プラットフォームをプログラムし、電子資産システムをテストすることで複数の資産を取引出来るプラットフォームを開発。

この時期、経済市場が現実に危機的状況へ晒されることにより、経済成長を貴方と我々の手に戻すためには個人金融に対して新たなアプローチが必要であるという信念が生み出された。

2012年 – 暗号市場への初期参入

2009年のBitcoinリリース以来、成長段階にある暗号通貨市場を見て、我々はこの破壊的な技術の可能性を認識する。

チームメンバーは新興のオルトコインや取引所で従事したり第三者に採掘設備を提供していたため、我々は暗号通貨プラットフォームおよびブロックチェーンプラットフォームの背後にある技術について、十分な理解を得ることとなった。

2013年 – 協力の拡大

チームは時が経つに連れ、実績を持ったプロフェッショナルを呼び込む事で徐々に規模を展開。フィンテック(IT金融サービス)と暗号技術の実践的経験をもたらした。

そしてエネルギー部門でブロックチェーン技術を適用するパイオニアプロジェクトにチームは参加し、Bitcoin-fiatゲートウェイシステムを構築した。

2013年~2015年 Stormwind暗号プラットフォーム

2013年、これまでの経験を基にStormwind暗号取引システムとそれに関連するハイブリッド資産を開発。

このハイブリッド資産は2014年に一般公開され、NXTおよびCounterpartyのプラットフォームで利用可能となった。

Stormwindシステムは割り当てられた資金を管理するために様々な暗号交換の公開APIを使用して取引されたが、困難な市況にもかかわらず参加者は利益を得ていた。

2014年 – Internet of Coinの始まり

主要となっていた取引所の崩壊後、完全に分散された交換システムの必要性が明らかとなった。

我々は将来の期待のために成熟した技術基盤を確保したいと考えていたので、募金活動は行う事は無かった。

ただ、その代わりに我々はホワイトペーパーの執筆を始め、ウェブサイトであるinternetofcoins.orgも立ち上げた。

この間、ビットコインのインフラを提供しているBitaloは寄付によって我々を支えてくれた。

2015年 – プロジェクトの承認

ビットコインが6歳となった誕生日、我々はホワイトペーパーを公開。

また、ヨーロッパ各地で行われている暗号通貨会議のStartup Bootcamp Fintechで我々は講演を行った。

オランダのSIDN基金は我々を非営利プロジェクトとして認識し、『自由で独立したインターネット』としてパイオニア賞を、そしてさらなる発展のために資金を提供した。

2016年~2017年 – インフラストラクチャーの確立

プロジェクトの規模が大きくなるにつれ、我々はチームと一緒に仕事をするためのオフィスを設立。最初の運用プロトタイプはセキュリティとユーザビリティを確保するため、オランダのアルファユーザーコミュニティによってテストが行われ、ユーザー達は我々の個人金融環境のユーザビリティとユーザエクスペリエンスに関する重要なフィードバックを提供し続けた。

その後はThe Federated Blockchains InitiativeのMatthias Klees氏が我々の理事に加わり、NLnet財団はプロジェクトの資金調達と法律顧問となった。

資金調達

暗号通貨のクラウドファンディングサイト、cyber・FundにてIoCの事前取引がまもなく開始される予定

2017/3/22追記:https://coinstorm.net/の『JOIN CROWDFUND』にて事前取引が可能となっています。

開始日時は2017年3月21日、協定世界時(UTC)で10:00となっており、日本時間ではプラス9時間の19:00である。

終了日時は2017年6月21日、同じく10:00(UTC)に設定されている。

なお、エスクロー(第三者預託)はNLnet Foundationが担当する模様。

その他詳細はhttps://coinstorm.net/en/termsにて記述されている。

公式情報およびプロジェクトメンバー

公式情報

公式ウェブサイト:https://coinstorm.net/

公式ブログ:https://internetofcoins.org/blog

ホワイトペーパー:https://internetofcoins.org/public/uploads/whitepaper_ioc.pdf

Github:https://github.com/internetofcoins

Twitter:https://twitter.com/InternetOfCoins

cyber・Fund(クラウドファンディング):https://cyber.fund/system/InternetofCoins

Bitcointalkフォーラム:https://bitcointalk.org/index.php?topic=1760129.0

Bitcointalkフォーラム(日本語機械翻訳):https://bitcoingarden.org/forum/index.php?topic=12681.0

プロジェクトメンバー

IoC公式ページによると現在14人のメンバーが在籍している模様。

創設者:Joachim de Koning

共同創設者:Robert de Groot

開発者:Amadeus de Koning

開発者:Steffen Hoffmann

UX・UIデザイナー:Luca Verhees

暗号学者:Jelle Herold

情報学研究者:Sergey Kazenyuk

翻訳コーディネーター:Marjon Riehl

研究者:Aymeric Vitte

マーケティング担当者:Pim Weltevrede

広報担当者:Matthias Klees

プロジェクトマネージャ:George Zeeman

倫理アドバイザー:Marietje Kardaun

コミュニティアドバイザー:Hans Schaaij

暗号通貨アドレス

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Bitcoin:1NEh5GY6GyY3NZ3bY4ZUtu1CWhRcGhErwc

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