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睾丸を蹴り上げられる痛みと出産時の痛み、どちらの方がより痛いのか?

金的と出産、どちらの方が痛い?

睾丸を蹴り上げられる痛みと出産時の痛み、どちらの方がより痛いのか?
出産の痛みと睾丸を蹴られる痛み、どちらの方が痛い?(AsapSCIENCE)

強烈な2つの痛み

男性と女性、それぞれには凄まじいレベルの痛みを経験する機会がある。

男性は睾丸(いわゆる金○)をキックされた(金的)時の痛み。

女性は出産時に体験する痛み。

男性の場合は強度によっては何十秒もうずくまり、冷や汗が大量に出てくる程の痛みであり、女性の場合はよく『スイカを鼻から出すような痛み』として例えられている(海外でも同じ事が言われている)。

どちらも経験者しか分かり得ない痛みであり、頻繁に議論されている話題の一つであるが、一体どちらの方が痛みの強度は高いのだろうか。

Youtubeで気になる事象を科学的に解説するAsapSCIENCEがそれぞれの痛みのレベルを考察している。

(本文前に)簡単な3行まとめ

  • 痛みは様々な要素で左右されている。
  • 金的と出産では痛みの要素が大きく異なる。
  • そのため、どちらが痛いのかは判断が難しい。

人体が受ける痛みのレベルを超えた痛み?

AsapSCIENCEによる科学的解説。(Childbirth vs Getting Kicked in the Balls)

インターネット上で流布している噂によると、人体が受ける痛みのレベルは45デル(del units)程しか無いと言われているそうだ。

しかし、出産の痛みは57デルを計測するとも言われており、これは一度に骨が20本折れた事を意味しているとのこと。

だが、男性の睾丸がキック(金的)された場合には9000デルを超えているという話も存在している。

57デルでも20本の骨が同時に折れる程の痛みだというのに、9000ならばどれほどなのか想像出来ないレベルである。

けれども、人間が受ける事の出来る痛みのレベルは45デルが限界と言われているのにも関わらず、上限を突破しているのは明らかに矛盾している

人間の疼痛限界値は45delsという噂がある。しかし出産と睾丸キックはその数値を超えているという。
人間の疼痛限界値は45delsという噂がある。しかし出産と睾丸キックはその数値を超えているという。

デルという単位は存在しない

限界値が45に設定されているにも関わらず、9000超えという明らかにおかしい事はまずあり得ない。

何故そのような事になったのかというと、それはデルという単位は架空の存在であったためである。

いわゆるインターネット上でよくあるデマ情報の一つで、誇張すれば人の目を惹きやすいために、誰かが面白がって話を大きくしたのだろうと考えられる。

ちなみに、実際に存在している痛みの数値はDolという単位であり、1940年代にコーネル(Cornell)大学の医師グループが痛みの強さの度合いを表すために使用していたようだ。

痛みとは

痛みを伝える神経にはAδ線維(A delta fiber)とC線維(Group C nerve fiber)という2つの神経線維(nerve fiber)がよく知られている。

Aδ線維は伝達速度が素早いので鋭い痛みを与え、C線維は伝達速度が遅いため、鈍痛を与える。

wikipediaの疼痛というページには『腕を叩いた時の痛みははじめに局在が明確な鋭い痛みが伝わり、後から局在が不明確なじんじんとした痛みを感じる』という説明があるが、これはまさにこの2つのタイプを表している。

痛みを伝える神経には『素早く痛みを伝える』ものと『徐々に痛みを伝える』ものがある。
痛みを伝える神経には『素早く痛みを伝える』ものと『徐々に痛みを伝える』ものがある。

金的で腹痛や吐き気を催す理由

まず、男性の睾丸は内臓の一部なのであるが、大半の内臓とは異なり体外に位置している(熱に弱いため)。

それだけでなく、睾丸は胃の中の多くの神経と繋がっており、更には脳までにも神経が通っている。

そのため、睾丸が蹴り上げられた場合、全身に冷や汗が出たり心拍数が増加するだけでなく、吐き気を催したり腹部への鈍痛が追加される。

睾丸へのキックは内臓特有の痛みを生み出す。
睾丸へのキックは内臓特有の痛みを生み出す。

出産の痛み

では、女性が出産する時の痛みはどうなっているのか。

出産の場合は女性の胎内にある胎児を引っ張りだす際に、大きな筋肉の収縮と緊張が繰り返される

これによりかなりの鋭い痛みを局所的に生じさせる。そしてそれはおよそ8時間かけて痛みが大きくなるとのことだ。

けれども、出産自体には内臓に直接打撃を与えるようなものは無い。だが、個々の様々な要素によって睾丸キックと似たような痛みを生み出してしまう可能性があるようだ。

出産時の痛みは8時間かけて徐々に大きくなる。
出産時の痛みは8時間かけて徐々に大きくなる。

痛みはあらゆる状況によって変化する

先述した通り、痛みの要素は本当に様々な要素が影響しており、過去の経験や自身の現在の気分など、各々のこれまでの体験によってその痛みは大きく左右される

もし、ある個人が痛いと思っていても、もう一人の個人にとってはその痛みはさほどでもないと感じている場合が十分に考えられるのだ。

これは失った腕などの場所が何故か痛むという幻肢痛(Phantom Pain)という現象にも表れているように、痛みは肉体的な面だけでなく、精神的な面にも大きく依存することを示している。

痛いと思えばより痛くなる。簡単に言うとそういうことなのかもしれない。

痛みは様々な要素が左右している。
痛みは様々な要素が左右している。

結局どちらの方が痛いのか

長々と話すことになったが、結局のところ金的と出産ではどちらの方が痛いのか?

結論は『引き分け』である。

説明したように、痛みは様々な要素によって変化し、人によってその痛みの程度はかなり左右される。

そもそも金的と出産、この2つは経験する痛みの内容が全く異なるだけでなく、各々で痛みも変化するという時点で甲乙を付けるのは非常に難しいだろう。

金的と出産の痛みレベルは同位として考えるしかない。
金的と出産の痛みレベルは同位として考えるしかない。

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